発酵コラム 22

お茶の発酵ドリンク、コンブチャ

別名「紅茶キノコ」
お茶の発酵ドリンク

「コンブチャ」ってご存知ですか? 「昆布茶」ではないんです。
カタカナで「コンブチャ」。最近健康志向の人たちの間で人気の発酵飲料で、紅茶や緑茶などに酢酸菌と酵母が融合した「スコビー」という菌を加えて発酵させたものです。
日本ではあまりメジャーではないですが、ヴィーガンなどプラントベースな生活を発信する雑誌やサイトで見かけますね。
コンブチャの起源は、中国北部やモンゴルと言われ、数千年以上昔から健康になる飲みものとして親しまれてきたようです。
日本でも「紅茶キノコ」として一時ブームになったので、覚えておられる方もいるでしょう。
コンブチャには、ビタミンB群、ビタミンC、ミネラルが豊富に含まれ、腸内環境を整えてくれると言われています。
味は、お酢ドリンクに近い爽やかな風味ですが、やや独特。
流行しているアメリカでは、ぶどうやジンジャー、レモン味など様々な種類があるようです。

コンブチャは自宅で作る方も。
紅茶や緑茶に砂糖を入れて、市販の菌株を入れて発酵させます。
菌株には酵母が含まれるため、アルコールが発生しますが、酢酸菌がアルコールを消費してくれるのでコンブチャはノンアルコール飲料。
ただ、全ての発酵食品に言えることですが、雑菌が入りやすいので、自宅で作るには衛生面の注意が必要です。
心配な方は市販されているものを選びましょう。
また、酵母や酢酸菌にアレルギーがある方もいますので、ご注意ください。
自宅での発酵食品づくりはちょっとハードルが高いですが、市販品も利用しながら楽しい発酵ライフを送りましょう!

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