発酵コラム 12
発酵食品で温活
体を温めるために大事なこと
「冷えは万病のもと」と言いますが、体が冷えると血の巡りが悪くなり、内臓の働きが弱まって免疫力が低下します。
その結果、風邪を引きやすくなったり、感染症に罹るリスクが高まったりしてしまいます。
また、頭痛や肩こり、疲れ、鬱などを引き起こす場合も。
病気の原因となっている場合もありますので注意が必要ですが、日々の生活を少し意識することで対策できるかもしれません。
まずは身体を動かすことを意識しましょう。
デスクワークなどで座っている時間が長い方は、1時間に1回は立ち上がって体を動かしてみる。
足首をぐるぐると動かせてみる。
寝る前にストレッチをする。
運動不足は血流が悪くなり、筋肉量が低下して体内で熱を作れなくなりますので、意識的に体を動かすことが大事です。
そして、食生活も重要です。
体を温める食材、という概念は西洋の栄養学にはないのですが、中医学では体を温める「陽の食材」、体を冷やす「陰の食材」とに分け、
季節や体調に合わせて食材を選んで調理し、不調を改善していく「薬膳」の考え方があります。
食材一つ一つが陰陽で分かれていますが、なかなか覚えるのは大変。
発酵食品は温性で体を温める性質とされているので、調味料を醤油・味噌・塩麹・甘酒にすることで、無理なく温性の食材を摂ることができます。
また、お酒にも体を温めるもの、冷やすものがあります。
ビールはついつい進んでしまいますが、体を冷やすので飲み過ぎは禁物。
赤ワインや日本酒は体を温めるお酒。
暖かい恰好で、ホットワインや燗酒にして飲むのがおすすめです。
日々の生活を少しだけ意識して、つらい冷えとさよならしましょう!